人気ブログランキング | 話題のタグを見る

 たまに 眺めるだけの道具

 らもす・・・キミが大事にしてる道具ってなんじゃろ?

 半年に一度・・・
 いや、一年に一度・・・
 いやいや、二年に一度・・・

 ふと、その存在を思い出し、開けたくなるモノがある。

 陶芸用の道具入れだ!
 
 たまに 眺めるだけの道具_e0147716_7455318.jpg


 現在はお休みしてる陶芸だが、
 突然、誰かに呼び出され、
 急遽ロクロを回さなければならない時が来ても
 取り敢えず、この道具入れ一個持っていけば
 お仕事ができるようになっている。
 (これ以外にもたくさんの道具を持っている)

 あ。ちなみに・・・
 これまで誰かに呼び出されたことも
 急にロクロを回さなければならなかったことも
 ただの一度も ございません。(笑)

 ま、この道具入れを そーっと開けて、
 「おぅおぅ、それなりに お変わりなく!」
 などと、ニマニマしながら(キモい) 手にとって、
 お手入れするでもなく、使ってみるでもなく、

 眺めた後、仕舞って蓋を閉じるのです。

 ただ、それだけ。(苦笑) それだけで満足なのです。(爆)


 さて、この道具入れに入ってる この 道具・・・
 
 たまに 眺めるだけの道具_e0147716_7501246.jpg


 どういう時に使う道具なのか わかりますかぁ~?







 これは、柄ごて(えごて)というものです。
 
 こういうものを作るときに使います。
 
 たまに 眺めるだけの道具_e0147716_7533044.jpg


 例えば、私が徳利を作るときは、まず最初に、
 ロクロで一気に、涙型っぽい形にひきます。
 この時点で、もう注ぎ口からは手が入りません。
 そこで、この 柄ごて を使うのです。
 作品の内側に入れて、丸みを使って膨らませるのです。
 この 柄ごて を使うと、面白いくらいに膨らむので

 こんなものを作る時にも使ったりしてました。
 
 たまに 眺めるだけの道具_e0147716_755332.jpg


 ちなみに、急須や 醤油差し の口の部分をロクロでひくときは
 割り箸や竹串やヘラを使うこともありました。

 ってことで、答えは・・・
 作品の内側に手が入らない時に使うコテ
・・・でした。

 こういう道具って、絶対になくてはならないものではありません。
 身近なもので代用できたりします。
 (例えば、高さがなければ、柄ごての代わりにスプーンを使ってもできる)

 でもね、やっぱり、こういう道具を使うと 楽に、キレイに、成形できるんですよね。
 

by loveletterjunkone | 2011-09-03 08:10 | 器 料理 など