人気ブログランキング | 話題のタグを見る

きみを 想う




# by loveletterjunkone | 2014-04-11 12:12 | らもすのこと

 ありがと らもす(4月11日のこと)

 らもす・・・今、どこで 何して 笑ってる?

 最後の力を振り絞り 自ら立ち上がって歩いた・・・
 飼い主にお別れの挨拶をしにきた・・・
 そういう話を聞いたこと あります。

 らもすも そうでした。
 
 私は、それを「復活した」と喜び
 最後の最後、ほんのちょっとだけでしたが
 その様子をビデオに撮ることができました。


 急に暑くなった4月8日のらもす地方。
 そんな 月曜の夜から
 
 もしかしたら 今日がその日かもしれない
 
 そんな状態が続きました。
 しかし、朝になると 私が作ったらもすの大好物
 トマトの寒天を美味しそうにバクバク食べて
 ちゃんと朝ごはんも食べて
 ちゃんと公園をトコトコ歩いて
 ちゃんと夜ごはんも食べて
 ちゃんとちゃんと一日の仕事をこなしてました。

 この動画は、4月10日の朝に撮ったらもすです。
 かなり呼吸が荒く、呼吸音もヘンですが
 トマトの寒天をたくさん食べてくれました。 
 
 この後、朝ごはんを食べ、短い公園散歩をして(暑かったので)
 よく寝て、夜ごはんもちゃんと食べました。

 深夜から明け方までは
 もうダメかもしれない と思い
 朝になると、らもす ふっか〜つ(復活)!
 そんな日がしばらく続くのだろう・・・
 あの日も、らもすが旅立ったあの日も そう思ってました。
 
 10日深夜から、ヨタヨタと歩いては寝床を変えてちょっと寝て、
 また歩いては寝床を変え・・・を繰り返していました。
 しかし11日の朝には、そんな体力も残っておらず、
 朝ごはんを食べる力も元気もなかった。
 前日の10日には、前足で上体を支えることができていたのに
 その力さえ残っていませんでした。

              10日の らもす
 
 ありがと らもす(4月11日のこと)_e0147716_221523.jpg

              11日の らもす
 
 ありがと らもす(4月11日のこと)_e0147716_2222677.jpg


 だけど、最後までトマトの寒天だけは食べてくれました。
 きっと本当は、食べたくなかったのかもしれない。
 口に入れるコトも飲み込む力もほとんど残ってなかったから。
 それなのに、らもすは食べてくれました。
 きっと、らもすが食べてくれると、私がとても喜ぶから
 私を喜ばせたくて、頑張って食べようとしてくれたんだと思います。
 でも、とうとう、それさえ
 「要らない」と 食べなくなって・・・
 
 そんな厳しい状態だったのに
 らもすは、お昼ちょっと前に自ら立ち上がろうとしました。
 もう 後ろ足はほとんど麻痺した状態だったので
 私が支えて立たせ、そのまま歩き出したので、
 転ばないようにと、後ろ足とお尻を支えながら 歩かせました。
 らもすは、デッキの方へと歩き出し、
 デッキに出て外の匂いをくんくんと嗅いでいました。
 きっと、公園散歩に行きたかったのでしょう。
 そして、外の空気を吸ってちょっとだけ元気になったらもすは
 家の中に戻った時には、ふらつきはありましたが
 私の支えなしでも 歩いてました。
 「らもす、ふっか〜っつ! らもす、凄いじゃん!」と声を掛けながら、
 もしかしたら、もしかしたら、もしかしたら・・・
 昨日と同じように復活したのかも?と思ったのです。
 きっと、そう思いたかったんだと思います。
 とにかく、嬉しくて嬉しくて 愛おしくて愛おしくて
 その時に撮ったビデオが、亡くなる前のらもすです。
 
 ヨタヨタしながらも同じトコをくるくる回り
 リビングに敷いていたピーピーマットの上に
 ちょうどオシッコをした時に撮った短いビデオです。
 (らもすは普段、排泄時にくるくる回りませんでした)
 この動画ではよくわからないかもしれませんが
 オシッコをした後、シートの上に頭がカクンと落ちました。
 私は、らもすがオシッコの匂いを嗅いでるのかな?
 え?オシッコを飲んでる?・・・そう思って見ていましたが
 今思うと、あれが最後を知らせるサインだったのだと思います。
 そのあとまた、よろめきながらも歩き、全ての力を使い果たし
 へたり込み、静かに横たわりました。
 頭部が痙攣しだしてから心臓が動かなくなるまで10分〜15分。
 この時間が短いのか長いのか?わからないけど
 私にはとても長く感じました。
 「らも、ねんね。らもす、ねんねしな。」
 アルシンドと二人で、撫でながら、声を掛けながら
 もういいから、お願いだからもう頑張らなくてもいいから・・・
 心の中で、何度叫んだことか・・・
 静かになって「逝ってくれた」と思った瞬間、また心臓が動き出す。
 らもすの心臓はなかなか止まってくれませんでした。
 それを何度か繰り返し、逝ってくれた時は 
 悲しいより何より、良かった、本当に良かった・・・とほっとしました。

 らもすとの別れを 一番怖がっていたのは わたしだったはずなのに・・・
 
 らもすが大大大好きなアルシンドの腕の中で
 私の顔を見ながら、らもすは旅立ちました。
 らもすが最後の15分を生きた場所は・・・
 毎晩、アルシンドとトマト晩酌をする時に座ってた場所。

 なんだか・・・
 らもすらしいな・・・

 そう思うことばかりです。


 らもすの居ない家は ものすごく静かです。
 冷蔵庫を開けると、前日の(10日)夜に作った
 トマト寒天が 残っている。

 
 

# by loveletterjunkone | 2013-04-20 03:10 | らもすのこと

 最後のコマンド・・・そして



 らもす ねんね
 もう頑張らなくていいから
 らもす ねんね しな


 私たちからの 最後のコマンドでした。


 かあちゃんは、キミが大好きなお家から
 キミが愛してくれた私たちの元から
 送りだすことができて ほっとしてる。
 最後の最後まで、一緒に居ることができたことは
 キミにとっても かあちゃんたちにとっても
 最高に幸せなことだと思ってるよ。
 キミもそうでしょ?

 最後のコマンドに 素直に従ってくれたキミ・・・
 本当に良い仔だったよ。
 ありがとう。

 でも、らもす・・・ごめん。
 あれが最後と思わせといて ごめんだけど
 次のコマンドもあるんだよ。
 えー?って言わずに、ちゃんと聞いて欲しい。

 そっちで楽しく笑って暮らしなさい!

 これからキミが住むトコロに かあちゃんたちは居ない。
 でも、キミは男の子で、キミは強くて
 キミは私たちの自慢の仔だから
 きっと、そっちでも、楽しくやっていけるはず・・・
 周りの仲間たちと仲良く
 仲間を思い遣る気持ちを持って
 みんなに可愛がってもらうんだよ。
 たまに、相手が誰であっても
 “イヤなことはイヤ!” って言っちゃうキミだったから
 かあちゃんは、ちょっと心配だけど
 そこのところは、上手くやってくれると信じてるから。

 そして、くれぐれも
 こっちのこと、かあちゃんたちのことは 心配しないこと。
 寂しいけど、ものすごく寂しくてたまらないけど
 かあちゃんたちは大丈夫だから・・・
 自分のコトだけ考えて 自分の居場所をつくりなさい。

 らもす、わかった?
 これは、お願いじゃなくてコマンドだからね。

 あ。ついでにお願いも言っておこうかな。
 落ち着いたら・・・
 そっちでの生活に慣れた頃でいいから・・・
 会いにきてちょうだいね。

 ここに居るから。
 いつだって見守っているから。

 楽しい時は、かあちゃんたちのことは忘れてもいい。
 思う存分 楽しみなさい。
 でも、寂しくなったら 会いたくなったら
 頑張らなくていいから 我慢しなくてもいいから
 かあちゃんたちのトコロに遊びに来てもいいからね。
 
 ここに居るから。
 いつだって寄り添っているから。

 ねっ らもす。


 キミに逢えたことに感謝してる。

 うちの仔になってくれて ありがとう
 うちの仔で逝ってくれて ありがとう

 キミと一緒に歩いた15年という年月は
 とにかく おもしろかったよ。
 たくさん笑わせてもらったよ。

 これからも
 そういうキミで 居続けてください。


 4月11日の らもさん 
 
 最後のコマンド・・・そして_e0147716_23433630.jpg

# by loveletterjunkone | 2013-04-15 00:12

 キミらしい 雨の日

 らもす・・・やっぱキミは、雨男だね

 4月12日(金)
 朝7時半に、家族みんなで最後の公園散歩をしてから
 いつもお世話になっているザッカーマン先生の病院へと向かいました。
 
 らもすが永い眠りについた日。
 そのことをザッカーマン先生に伝えると
 とてもとても優しくて温かい言葉でらもすを褒めてくれました。
 その後、何をどうすればいいのかわからない私たちに代わって
 火葬の手配と、らもすの体をキレイにして
 火葬まで冷凍室で大切に保管するので
 その日の2〜3時の間に病院に連れてきて下さいと言われました。
 最初は、言われた通り連れて行くつもりでしたが
 きっと、らもすも、もう少しだけ、この家で過ごしたいだろうな・・・
 そう思ったので、家にある保冷剤を使ってらもすの体を冷やし
 次の日の朝まで一緒に過ごすことにしました。

 らもすは、来週、Hartsdale Pet Cemetery And Crematory
 というところで火葬されます。
 (このアメリカで最古のペット墓地があるハーツデールという町は、
 私たちがアメリカに来て最初に暮らしたトコです)

 そして、私たちの元には遺灰となって戻ってきます。
 (こちらは日本と違って高温で焼くので遺骨ではなく遺灰です)
 直接ここに連絡して火葬してもらうこともできましたが
 どちらに預けても、順番がくるまで冷凍室で保管しなければならないので
 だったら、今までお世話になったザッカーマン先生や
 スタッフさんたちの居るトコロの方が
 らもすも落ち着くだろうな・・・と思って
 この後のことは全てザッカーマン先生にお願いすることにしました。
 

 12日のらもす地方は、雨が降ってました。
 こんな日に雨なんて、なんか“雨男らもす“らしいね・・・
 らもすが乗ってる後部座席に
 そう話しかけながら公園に向かいました。
 いつもなら、雨男らもすと一緒に外に出た途端
 ザーッと雨が降ってくることがよくあったのですが、
 12日は違いました。
 らもすを外に出した時だけ 雨が止んだのです。
 
 キミらしい 雨の日_e0147716_2212384.jpg

 
 キミらしい 雨の日_e0147716_2215692.jpg
 


 やるな・・・らもす


 みなさまへ
 一緒に悲しんでくれて、祈ってくれて
 本当にありがとうございます。
 らもすへ、そして私たちへの
 優しい言葉の一つ一つに ただただ感謝しています。
 その優しい言葉、温かいお気持ちは
 らもすにも ちゃんと伝えます。
 

# by loveletterjunkone | 2013-04-12 07:30 | らもすのこと

 最期まで らもすらしく

 らもす・・・えらい えらい、よくやった

 らもす 15歳
 4月11日(木)午後12時12分に
 あの大きな耳で 私たちの声を聞きながら
 あの毛むくじゃらな体を 私たちに撫でられながら
 永い永い 眠りにつきました。

 
 いままで 
 らもすを可愛がってくれたみなさま
 らもすを見守ってくれたみなさま

 本当に 本当に ありがとうございました。

 
 最期まで らもすらしく_e0147716_522763.jpg

# by loveletterjunkone | 2013-04-11 12:12 | らもすのこと