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重い 痛い でも嬉し♪

らもす・・・今日この一瞬(とき)を力一杯駆けてる君は余力を残すということを知らない。

公園に行けば、全力で全ての匂いを嗅ぎ、全力で全てのものを排泄し
全力で全ての動きを追いかけ、全力で全ての力を使い切る。
お母さんはセーブさせようとインターバルを取るが、
「え?何で?」「まだまだ大丈夫だよ」「遊ぼうよ」と
キラキラした笑顔で催促されると・・・負けてしまうんだな~これが。
そして、お家に帰るときには・・・
「燃え尽きたぜっ!」・・・な らもす。

一緒にドライブするとき、お母さんは君を両手で抱えて後部座席に乗せます。
疲れきって余力の残ってない君が階段を上れないときは
気長に待って、それでも上れないとわかったときだけ両手で抱っこします。
重くなった君を抱っこするのは、お母さんにはとてもしんどいことなんですよ~
ちょっと前までお母さんは、重い塊をよいしょと運び、
回る器械の前でずっと同じ姿勢で物作りをしてました。
だからね、らもす・・・無理をすると、お母さんの腰は「痛い、痛い」って言うんだよ。
時々、石のように固まって、伸びなくなって、スローモーション歩きになっちゃうんだよ。
でもね、らもす・・・お母さんは君が安心しきって体を預けてくれることが嬉しいんだ。
その重さを感じる事が幸せなんだ。
お母さんの両手は、お母さんの体は、君を感じる為にあるんだから・・・
重い 痛い でも嬉し♪_e0147716_1139573.jpg


悲しい両手を見ました。
ほんの、一瞬の出来事でした。
その人は、とっても小さくて真っ白なマルチーズ(と思われる)の赤ちゃんを連れていました。
右手にリード、左手には大きなバケツと買い物袋を重そうに持っていました。
車のドアの前でその人はワンちゃんに早く乗れ・・・そう言ってるように見えました。
次の瞬間、その人はリードを上に引っ張り上げ、ワンちゃんを車に乗せました。

ほんのちょっとの時間です。
ワンちゃんの体は宙に浮き、首吊り状態になっていたんです。
ジャンプして乗る手助けをしてるんじゃないんです。
面倒臭そうに上に引っ張り上げてるだけなんです。
地面から座席まで、首吊りのままなんです。

その人の右手で感じる重さは、とても軽いのかもしれない。
でも、その人の右手で感じる命は、決して軽いものではない。
なぜ、左手にあるバケツと買い物袋をその場に置くという時間を惜しむんだ?
なぜ、両手で抱えて乗せてあげないんだ?
その人はこれからもずっとこんな事を続けるんだろうか・・・
とても悲しい両手に見えました。


その両手、両足を・・・
その命を・・・
誰よりも尊いとわかっているのは
消え行く命たちかもしれない・・・

by loveletterjunkone | 2008-11-06 11:53 | 動物のこと