実家だよっ!全員集合!
らもす・・・身内はきびしいものぞ。
ちょっと時計を巻き戻して、4月に帰国した時のこと。
久しぶりに実家に帰省した。
新幹線の窓からこのでっかい山が見えると実家はもうすぐだ。
改札口で待ってる母親と妹の姿が見えた。
横に大きいフヨちゃんと、縦に大きいるっこだ。
ちょっとウルッとする横にも縦にも大きい姉ちゃん。
そんな姉ちゃんに、妹るっこの第一声は ・・・ なんと
ねえちゃん、丸くなった~~~ だと。
わかってるけどさ~
そこはオブラートに包め!オブラートに・・・(笑)
今の実家がある町は、生まれ育った町ではない。
夏休みや冬休みのほとんどを過した父親の実家、ばあちゃんの家だ。
いまだに、実家に帰るというよりも、ばあちゃんちに行く・・・が抜けない実家だ。
私の帰国に合わせて、今も生まれ育った町で暮らしてる妹るっこも
娘(私の姪っ子)と一緒にやってきて、
久しぶりに家族5人と、その家族が集まった。
全員集合!!!
さて、私には、S40年生まれの弟と、43年生まれの妹がいる。
しかし、小さい頃、3人で一緒に遊んだ記憶がほとんどない。
妹がいつも母親にくっ付いて居たのは覚えてる。そこに弟も居たような気がする。
私だけが別行動で、あちこちへぷらりと遊びに出かけてたので
弟や妹が、誰と何をして遊んでいたのかをよく知らない。
3人が揃っても、小さい頃の共通の思い出話が見つからない。
だからなのか?
この歳になってから、きょうだい(姉、弟、妹)してるように思う。
深夜。「先に寝てていいからね~」と、お風呂に入りに行った姉ちゃんを
妹は、寝ずに待っている。
「お風呂に入るけど・・・」と、待ってる妹に
姉ちゃんは、「じゃ、一緒に入る」と言う。「背中をこすってくれ」と言う。
大人になってから、姉は妹が可愛いくてしようがない。
妹は姉が恋しくてしようがない。(たぶん・・・)
小さい頃、かまってやらなかった姉と、かまってもらえなかった妹は、
お互いに面倒みたり、甘えたり、「姉妹ごっこ」(笑)をしたいのだ。
写真は、妹が愛してる 「こちゃ」
可哀想なのは、弟。
最初は女同士の会話にも、ちゃちゃを入れながら参加しようとするも
次第に口数が減り、終いには呆れて、先に自分の部屋へ行く。
これの繰り返しだった。
が・・・
この日は違った。
会話の中心が弟のことだったのだ。それも、弟にとって鼻高々な話題だ。
その発端はこうだ。
妹には2人の娘がいる。その娘に、こう言ったらしい。
「兄ちゃん(弟)って、昔、すげーモテたんだぞ!」と・・・
娘達はこう言った。
「えええええええええ。嘘だ!それは絶対にない!信じられない!」
よくぞここまで私の弟のことを言ったもんだ。(笑)
しかし、姪っ子たちがそう言うのもよくわかる。
私も今の弟を見てると、あの頃の弟が信じられないのだから・・・
まあまあ可愛い顔をしてた弟だったが、
小中学校の頃は、あまり目立たないタイプの子だった。
それが、高校に入学した頃から、良い感じの男子に成長したのだ。(笑)
それまであまり弟の外見に興味のなかった同級生の女子や
弟の通う高校じゃない他校の女子たちに騒がれるようになったのだ。
弟は、8~9割が男子という自宅からバスで30分以上かかる
工業高校に、自転車通学してたのだが
その姿がカッコイイと口コミで広まっていったらしい。
しかし、当時の弟は硬派を気取り、女にはよそよそしい素振りだったので
私と妹は、そのトバッチリを食った。
ラブレターを渡してくれと頼まれたり、
家に知らない女子から電話がかかってきて、
「お姉さん、聞いてください。」
と恋の悩み相談に受け答えしたり・・・
私や妹に取り入れば、どうにかなると思ったのか、
家の前で、弟ではなく、私をまちぶせしたり・・・
それは、私だけかと思ってたら、妹もそうだった事を知った。
昔の兄ちゃん、昔の兄ちゃん、何処行った?
実家にあるアルバムやら、
お菓子の缶にバラバラと入ってる写真の中から
昔の兄ちゃんを探せっ! で、盛り上がる。
しかし、私と妹の写真はわんさか出てくるのに、
肝心の弟の写真が、あまりない。
見つけても、大勢の中に小さく写ってるのがほとんどで
バイク乗りだった弟が、ツーリング仲間たちと一緒に撮った写真だったり
ポケットいっぱいの変なベスト着て釣りしてる弟と仲間たちの写真だったり
当時の一枚がなかなか見つからない。
その中から辛うじて写真写りの良い1~2枚を見つけた時は
「おおお!!!」と盛り上がった。
さて、この辛うじての写真。弟と友達が写ってる写真。
全盛期から何年か経った時のものだったけど・・・
写真は、弟が愛してる 「ミケ」
さて、ここで問題です!(え?笑)
この写真を、「ええええ?カッコよかったなんて嘘だ!」
と言った姪っ子1号に見せてみた。
姪っ子の反応はどれか?
写真は、姪っ子が愛してる 「ソラ」
1、おおお!と、カッコイイ兄ちゃん(叔父)に驚いた。
2、これだ!と、もう一人のイケメン風を指差した。
3、兄ちゃんが写ってない写真を見せられてると疑った。
4、みんなカッコよくねーな!とばっさり斬った。
5、テレビ観てるから、あとで・・・と言った。
さて、どれでしょう?
弟よ!姉や妹のあれこれを、真ん中で見てきた弟よ!
全盛期のチャンスを逃してしまった残念な弟よ!
キミも大変よのぅ・・・
その夜、更に盛り上がる 姉と妹を茶の間に残し
弟は、「先に寝る」と自分の部屋へ戻っていった。
その手には、集めて束ねた昔の自分の写真を持って・・・
その夜、弟は何を想ったのだろう?
写真は、姉が愛してる 「らもす」
ちょっと時計を巻き戻して、4月に帰国した時のこと。
久しぶりに実家に帰省した。
新幹線の窓からこのでっかい山が見えると実家はもうすぐだ。
改札口で待ってる母親と妹の姿が見えた。
横に大きいフヨちゃんと、縦に大きいるっこだ。
ちょっとウルッとする横にも縦にも大きい姉ちゃん。
そんな姉ちゃんに、妹るっこの第一声は ・・・ なんと
ねえちゃん、丸くなった~~~ だと。
わかってるけどさ~
そこはオブラートに包め!オブラートに・・・(笑)
今の実家がある町は、生まれ育った町ではない。
夏休みや冬休みのほとんどを過した父親の実家、ばあちゃんの家だ。
いまだに、実家に帰るというよりも、ばあちゃんちに行く・・・が抜けない実家だ。
私の帰国に合わせて、今も生まれ育った町で暮らしてる妹るっこも
娘(私の姪っ子)と一緒にやってきて、
久しぶりに家族5人と、その家族が集まった。
全員集合!!!
さて、私には、S40年生まれの弟と、43年生まれの妹がいる。
しかし、小さい頃、3人で一緒に遊んだ記憶がほとんどない。
妹がいつも母親にくっ付いて居たのは覚えてる。そこに弟も居たような気がする。
私だけが別行動で、あちこちへぷらりと遊びに出かけてたので
弟や妹が、誰と何をして遊んでいたのかをよく知らない。
3人が揃っても、小さい頃の共通の思い出話が見つからない。
だからなのか?
この歳になってから、きょうだい(姉、弟、妹)してるように思う。
深夜。「先に寝てていいからね~」と、お風呂に入りに行った姉ちゃんを
妹は、寝ずに待っている。
「お風呂に入るけど・・・」と、待ってる妹に
姉ちゃんは、「じゃ、一緒に入る」と言う。「背中をこすってくれ」と言う。
大人になってから、姉は妹が可愛いくてしようがない。
妹は姉が恋しくてしようがない。(たぶん・・・)
小さい頃、かまってやらなかった姉と、かまってもらえなかった妹は、
お互いに面倒みたり、甘えたり、「姉妹ごっこ」(笑)をしたいのだ。
写真は、妹が愛してる 「こちゃ」
可哀想なのは、弟。
最初は女同士の会話にも、ちゃちゃを入れながら参加しようとするも
次第に口数が減り、終いには呆れて、先に自分の部屋へ行く。
これの繰り返しだった。
が・・・
この日は違った。
会話の中心が弟のことだったのだ。それも、弟にとって鼻高々な話題だ。
その発端はこうだ。
妹には2人の娘がいる。その娘に、こう言ったらしい。
「兄ちゃん(弟)って、昔、すげーモテたんだぞ!」と・・・
娘達はこう言った。
「えええええええええ。嘘だ!それは絶対にない!信じられない!」
よくぞここまで私の弟のことを言ったもんだ。(笑)
しかし、姪っ子たちがそう言うのもよくわかる。
私も今の弟を見てると、あの頃の弟が信じられないのだから・・・
まあまあ可愛い顔をしてた弟だったが、
小中学校の頃は、あまり目立たないタイプの子だった。
それが、高校に入学した頃から、良い感じの男子に成長したのだ。(笑)
それまであまり弟の外見に興味のなかった同級生の女子や
弟の通う高校じゃない他校の女子たちに騒がれるようになったのだ。
弟は、8~9割が男子という自宅からバスで30分以上かかる
工業高校に、自転車通学してたのだが
その姿がカッコイイと口コミで広まっていったらしい。
しかし、当時の弟は硬派を気取り、女にはよそよそしい素振りだったので
私と妹は、そのトバッチリを食った。
ラブレターを渡してくれと頼まれたり、
家に知らない女子から電話がかかってきて、
「お姉さん、聞いてください。」
と恋の悩み相談に受け答えしたり・・・
私や妹に取り入れば、どうにかなると思ったのか、
家の前で、弟ではなく、私をまちぶせしたり・・・
それは、私だけかと思ってたら、妹もそうだった事を知った。
昔の兄ちゃん、昔の兄ちゃん、何処行った?
実家にあるアルバムやら、
お菓子の缶にバラバラと入ってる写真の中から
昔の兄ちゃんを探せっ! で、盛り上がる。
しかし、私と妹の写真はわんさか出てくるのに、
肝心の弟の写真が、あまりない。
見つけても、大勢の中に小さく写ってるのがほとんどで
バイク乗りだった弟が、ツーリング仲間たちと一緒に撮った写真だったり
ポケットいっぱいの変なベスト着て釣りしてる弟と仲間たちの写真だったり
当時の一枚がなかなか見つからない。
その中から辛うじて写真写りの良い1~2枚を見つけた時は
「おおお!!!」と盛り上がった。
さて、この辛うじての写真。弟と友達が写ってる写真。
全盛期から何年か経った時のものだったけど・・・
写真は、弟が愛してる 「ミケ」
さて、ここで問題です!(え?笑)
この写真を、「ええええ?カッコよかったなんて嘘だ!」
と言った姪っ子1号に見せてみた。
姪っ子の反応はどれか?
写真は、姪っ子が愛してる 「ソラ」
1、おおお!と、カッコイイ兄ちゃん(叔父)に驚いた。
2、これだ!と、もう一人のイケメン風を指差した。
3、兄ちゃんが写ってない写真を見せられてると疑った。
4、みんなカッコよくねーな!とばっさり斬った。
5、テレビ観てるから、あとで・・・と言った。
さて、どれでしょう?
弟よ!姉や妹のあれこれを、真ん中で見てきた弟よ!
全盛期のチャンスを逃してしまった残念な弟よ!
キミも大変よのぅ・・・
その夜、更に盛り上がる 姉と妹を茶の間に残し
弟は、「先に寝る」と自分の部屋へ戻っていった。
その手には、集めて束ねた昔の自分の写真を持って・・・
その夜、弟は何を想ったのだろう?
写真は、姉が愛してる 「らもす」
by loveletterjunkone | 2010-08-19 08:03 | 思い出