ダディ ありがとうを言いたいのは こっちだよ

らもす・・・いつもじっと良い仔で居てくれてありがとうね~

朝から冷たい雨が降っていた木曜日。
はらはらと白い花びらも降ってくる。
ん?花びら??? これって、まさか?

雪じゃ~~んっ!

らもす地方は花びら程度の雪が舞っただけですが
ちょっとだけ北へ行くと、うっすらと白く積もる雪が降ったようです。
10月に雪・・・秋は何処へ行ったのだろう?


さて、らもす地方には犬好きの子供がたくさん居る。
散歩中、遠くから らもすを見つけて駆け寄ってくる子がいる。
今まで多くの子供達と接してきた らもす。
耳を引っ張られ、尻尾を掴まれ、後ろ足を持ち上げられ
それでも、歯を剥き出して怒ることなく、耐えている。
子供が好きと言うわけではないようだが、人間には歯を立ててはいけないと思ってるようだ。
そんな風に、子供達と接している らもす。

その中に、飼い主、飼い犬にとっては有り難い、素敵な親子がいた。
その親子の事を話そうと思う。

その日も遠くから声が聞こえた。「お父さん、ドギーがいるよ!」・・・と。
声のする方を見ると、お父さんと二人の子供がいた。
二人の子供は、こちらへ向かって走ってくる。

「待ちなさい!」

二人の子供のお父さんは、子供たちを制止させ、手を繋いでからやってきた。
子供達二人(お兄ちゃんと妹)は、キラキラした目で嬉しそうに らもすの頭を撫でようとした。

「んんん?最初に何て言うんだった?」 子供達の手を止める お父さん。

「あっ!」 気づいたお兄ちゃんが、私の方を向き、こう尋ねてきた。

兄 「わんちゃんに触ってもいいですか?」 (かわええええ)

私 「はい。いいですよ」(らもすを座らせ、大丈夫よ!と撫でる)

父 「犬と挨拶するときは、どうするんだっけ?」

すると、お兄ちゃんが妹にお手本を見せるように、
握った手の甲を、らもすの鼻先にそっと近づけた。
くんくんくん・・・らもすがお兄ちゃんの匂いを嗅ぐ。
妹もそんなお兄ちゃんを真似て、握った手の甲を近づける。

兄 「お父さん、もういい?」

父 「そっとだよ」

お兄ちゃんは、そっと優しく らもすの頭を撫でる。
何度も何度も「可愛いね~」と言っては、撫でている。
妹も一緒に撫で始めたが、らもすの頭を撫でてるお兄ちゃんに負けじと
らもすの尻尾を撫でようとした。すると、そのお兄ちゃんは

兄 「そこはだめだよ。わんちゃんが嫌がるんだよ。こっちこっち・・・ね、お父さん?」

そう言って、らもすの頭を撫でさせた。
お父さんは子供達の様子をじっと見ている。
私に話しかけることもなく、子供達の様子を見守っている。
1分から2分くらいだろうか?まだまだ撫でたい子供達にお父さんがこう言った。

父 「ワンちゃんもお散歩したいんだから、もうお終いだよ。何て言うんだっけ?」

お兄ちゃんはそれをわかってる。

兄 「わんちゃん、ありがとう」

妹もお兄ちゃんを真似る。

妹 「わんわん、ありがと」

そして、今まで私に話しかけることなく、
子供たちの様子をじっと見守ってたお父さんが最後に私にこう言った。

父 「お散歩を邪魔しちゃったね。子供達の為に大事な時間を、本当にありがとう!」

そして、らもすの頭を撫でながら

父 「良い仔だね~本当にありがとう!」

そう言って、子供達と手を繋ぎ去っていった。

らもすへのありがとうの言葉。私へのありがとうの言葉。
らもすへの思いやりの気持ち。優しい接し方。
その全てが嬉しく、こちらの方が感謝したい親子だった。

* また、このダディがなかなか良い男だったんだな~
   かあちゃん、惚れそうだったよ~(笑)






らもすに近づこうとする我が子に、私にも聞こえる大声で
「噛まれるから止めなさい!」と言う親も居れば
子供達だけ5~6人、らもすを囲んで好き勝手やってるのに
離れた場所で井戸端会議に夢中な親たちも居る。
「すみませ~ん」と親を呼んでも、ちらっと見て知らん顔だ。

私は子供を持ったことがないので、
「何もわからないくせに無責任な・・・」と言われてもしようがないが、敢えて言う。

学校のお勉強が出来る事も大事でしょう。
優秀な子たちが集まる学校に入学させることも親の務めなのでしょう。
動物と触れ合う我が子より、机に向かってる我が子の方が、安心でしょう。
親にしてみれば、お勉強が出来る子が良い子なのかもしれないが
犬バカと言われようが、犬に対して「ありがとう」の感謝の気持ちも持てない子は
私には良い子でもなければ、賢い子でもない。(あ~言っちゃったよ)
犬バカと言われようが、犬との接し方一つ教えられない親は
私には良い親でもなければ、賢い親でもない。(あ~もっと言っちゃったよ)

大事な事、忘れてませんか?

全ての親がそうだと言ってるわけではありません。
ほんの少しの時間接しただけで、その親子の全てがわかる超能力者でもありません。
ただ、何となくではありますが、らもすと接してる子供の様子、親の様子から
この親子が、何を一番大事にしてるか
何を子供に伝えようとしてるかが見えるような気がするんです。

たかが犬とお思いでしょうが、子供が最初に興味を持ち触れたいと思う動物って
犬とか猫とか(カブトムシでも鳥でもいいですけど)でしょ?
足し算とか引き算の興味には、親も一緒になって勉強したり、教えたりするけど
興味を持った動物に対しては、一緒に勉強するってないような気がするんです。
それどころか、折角興味を持ったのに
「臭い」とか「汚い」とか「毛が抜ける」とか「噛まれる」とか「捨てなさい」とか・・・
何も知ろうとせず、頭ごなしにこういう物って物扱いして教える。

これって、足し算や引き算より、疎かにしてもいい事かな~?

ま、子供を育てた事もないのに、勝手なこと言って・・・と
言われればその通りなんですけどね~
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by loveletterjunkone | 2009-10-16 13:47 | 動物のこと